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イギリス本土防空戦編 第二話天使隊が壊滅的損害を受ける

last update publish date: 2026-05-23 16:35:05

1944年 3月20日 イギリス本土上空3000M

今日この日は我々天使隊にとって最悪の日となってしまった。

いつものようにグラスゴーの工場から出来上がった機材をロンドン近郊のタングミア飛行場への機材空輸任務中に断雲に隠れていた敵戦闘機部隊の奇襲を受けたのである。

その様子をここに伝える。

「あかん。全員増槽を落として散開。敵機襲来や」

隊長からの無線を聞いた私たちはとっさに増槽を落としてそれぞれに回避行動に移るも敵の方が上手だったよ。

敵機の銃撃をどうにか回避したと思ったけれど、遅かったみたいでコックピット周辺の被弾は避けたけれど、エンジン回りや燃料タンクに相当被弾したようでエンジンから出火しエンジンオイルに引火を確認したのでこれは緊急事態ということで即座に緊急脱出レバーを引いてキャノピーレールに仕込まれた火薬が爆発しキャノピーを飛ばして高度1000以上だったので私は躊躇なく脱出しパラシュートを開いたわね。

周りを見てみると私以外に分隊長も脱出に成功したけれど後の一機は脱出できずに地面に突っ込んだわね。

他の編隊を見ると乱戦状態で次々と火を噴いて落とされて逝っている様子をみていたわ。

そして無事に畑に無事に降下した私はパラシュートのハーネスを外し生存袋から護身用の拳銃とナイフを取り出して味方が降下した場所に向かうことにした。

そこで坂上曹長と再会出来たのは良かったんだけどね。

「ああ。ユキかあんたは無事で良かった。あたしはこのとおりさね。どうやら落下の際に固い地盤に落ちたみたいでね。折れたみたいだ動けそうもない」

「黙って。今、手当をしますね」

そう言って私は生存袋からモルヒネと衛生包帯とガーゼ、サルファ剤をとりだしまずは傷を水筒の水で洗いその後サルファ剤を振りかけガーゼと包帯で傷を保護しその後モルヒネを一発投与し楽になった所で添え木を当てた。で、近くの農夫たちもやってきたので私たちは味方であると伝えてけが人がいると伝え、そして墜落現場に私も行くとそこには消し炭の焼死体となった藤井准尉がコックピットに収まっていた。

「酷いな。燃え尽きたみたいだが・・・。あんたのチームの一員かい」

「ええ。そうです。2番機の人でした。機材空輸中に襲われて風防が飛ばずにこれじゃあね・・・」

そういいつつ私は認識票を回収し遺体は荷馬車に乗せられ私たちも同行しリーズの街へと向かった。

で、私はイギリス空軍に引き渡され。けが人は病院へ死体は既に消し炭となっていたが教会の墓地で埋葬された。

で、その夜私はイギリス軍の弾薬輸送トラックに便乗してグラスゴーの基地へと戻ったけれどそこで私は小隊どころか隊が壊滅的な被害を被っていたと知ったわね。

グラスゴーにある天使隊指揮所に戻ってきた私はそこで部隊が全滅状況になったという知らせを部隊長から聞くことになった。

基地に戻りピストにて報告をすると司令から質問があった。

「瑞雲。君は生き延びたのだな。ほかに生存者はいるかね」

「はい。坂上曹長は無事脱出しましたが着地の際に大怪我をして今はリーズの病院に担ぎ込まれました。命には別条はありませんが再飛行可能かどうかは不明です。藤井准尉は残念ながら風防が開かず墜落し焼死体となっていました。私は無事だったので資材輸送のトラックに便乗してもどってきましたが・・・」

「そうか。ご苦労。被害のほうだが第一小隊が1名 第二は殲滅、第三は3名戦死 第四小隊は1名戦死。生き延びたやつも重傷者だ。事実上わが隊は壊滅したといっていい。補充要員は見込めない状況だ。

今陸軍航空軍司令部と連絡を取っているが我々は航空機空輸部隊だあまり補給はのぞめそうもないねぇ」

「そうですか。司令自分はこれで」

「ああ。ご苦労であった。とりあえず君が生き延びてよかったよ」

そして私はピストをを離れ、あてがわれた宿舎に戻るとそこには戦死した連中の寝台に線香と花が添えられていた。

「みんな死んじまったんだな。補充が来るのかどうなのかわからんけれどこの先どうなるやら」

と私がつぶやくと小隊長がやってきた。

「あ。あんたも無事に生き延びたようやな」

「ええ。ですが小隊はほぼ壊滅ですね。無事なのは私と小隊長。それに3名ちょっとですが即時飛行可能なのは私と小隊長だけだそうです。坂上たちは皆重傷で再飛行できるのか否かわからない状況ですし」

「そうやな。しかし、敵機もすごいものを出してきたなぁ。なんでもドイツのフォッケウルフってしっているやろあれの新型とドイツに供与されたP51D型がうちらの編隊を襲ってきた連中みたいやで。

情報によるとTa152H型というのが新型フォッケの名称みたいや。イギリスのランカスター部隊がドイツの工場地帯を爆撃しているがあまりいい状況やない。で、敵さんはイギリスの防空網を破る高性能機を次々と投入してきているからこれは苦戦するやろうなぁ」

「ですね。とりあえず生き延びることを最優先としましょう私達はね」

「そうやな」

そして数日後欧州派遣軍司令部から返事が来た。

天使隊は現地イギリス空軍に合流しRAFの指揮下に入れという内容であった。

私たちはイギリス空軍第101空軍大隊に配属されチーム名もケルビム隊と改名することになった。

そしてイギリスから補充パイロットがやってきた。

メアリーマックイーン空軍少尉

ナンシーボイド 空軍少尉

ルースカルホーン 空軍少尉

キャサリンマクフライ 空軍少尉

ミリィキャンベル 空軍少尉

マリアボイド 空軍少尉

ジェニファーサリバン空軍少尉

ジェーンオークリー空軍少尉

ドミニクマクリーン空軍少尉

ジャックリッパー空軍大尉

カーライルベンディッツ空軍中尉

ルーミアキング 空軍少尉

の12名が補充要員として配属されそれぞれ紅茶やらスコッチのコールサインを与えられ第二小隊以下に配属されることになった。

で、私たちは生き残りの天使隊のメンバーにより再編され

小隊長 神谷 晴子 中尉 二番機 瑞雲 ユキ曹長 三番機 向井 拓海准尉 4番機 菊地 眞子准尉

という編成になりコールサインは今まで通りである。

そして参考までに彼彼女たちのコールサインであるがメアリーがダージリン、ナンシーがアールグレイ、ルースがオレンジペコ、キャサリンがニルギリ、ミリィがルクルリ、マリアがローズヒップ、ジェニファーがアッサム、ジェーンがセイロン、ドミニクがベニフーキ、ジャックがモルト、カーライルがエール、ルーミアがスコーンと言うコールサインになったそうだ。

まあ、我々は客将ゆえにだろうけどね。

そして新たに編入された天使隊改めケルビム隊の第一小隊はいろいろな任務に就くことになるけれどそれは後の話になるね。

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